お前は、神を信じるか?
俺は、信じている。だけど、憎んでいる。
いや、憎んでいるからこそ「信じている」んだ。
この世のどこかには「神」もしくは「女神」と呼ばれる奴が居る。
そして、人間たちの運命を弄んでいるんだ。
絶対に許さない。俺は、神を。
――神は、四大元素の精霊たちを従える。
火を司るサラマンダー。
水を司るウンディーネ。
風を司るシルフ。
そして、地を司るノーム。
それらを倒さなければ、神と渡り合う事は無いだろう。
だからこそ、俺はやらなければならない。
人間を、神の手から、救うために。
神は、とても勝手で、自己中なかんがえを持っている。
自分が考えたとおりにならなければ、白紙に戻す。直ぐ描いた絵を塗りつぶす幼児と同じだ。
白紙に戻される側は、堪ったものじゃない………。